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2007年 01月 04日
平標山敗退【続報】
2007年1月2日(火)曇ときどき雪

平標山敗退【続報】_b0012281_17273317.jpg

 なんと平標登山口の駐車場が使えるくらい積雪が少ない。別荘地内の道もうっすらと圧雪バーンになってはいるものの路側の雪は極めて少ない。別荘地最奥から先の林道も舗装が一部みえるくらい積雪が少ない。

 前日以前のトレースに導かれ、一番最初のアプローチからヤカイ沢に進入。堰堤が見えている。いきなりのヤブに往生。トレースも妙なところで行き止まりになっていて、進行右側の尾根寄りのルートに変更。ヤブを避けながら尾根に沿って歩き始ると見覚えのある樹が。雪に埋もれているのを見慣れていたがこんなに高い樹だったのだ。よく休憩を取っていたのはこの樹の場所だった。

 1300m付近から進行方向右手の尾根の上にのる。比較的平らな尾根なので、尾根の上をジグを切って進む。一部どうにもヤブがひどい急斜面でツボ足を選択したが、とにかく尾根に忠実なラインでシール登高。

 ヤブを突破してようやく尾根の上に出た。天気は下り坂、気圧の谷通過中のようだ。 ガスで視界が悪い。ここからさらに主稜線を目指すが、急斜面の低木密集地に阻まれる。通常ならヤカイ沢側を斜登高していくところだが、ここは進行右側からアプローチ。尾根右側の斜面から斜登高を試みる。 斜登高していくと上方に大きめの雪庇。直下の通過は避けたい。ふたたび尾根上に復帰。以降稜線上を行く。

 主稜線に出て1850m付近にて登高中止。残念ながら時間切れだ。この日ヤカイ沢から登ったことが最大のミスであった。夏道から登ればこれほどヤブに悩まされなかった。

 下りは主稜線を平標山の家経由で夏道の尾根を降る。 今回から新しいスキーでの山行。シーズン最初の滑降に加えてニューアイテムでまったくカンがつかめないまま山の家に到着。せっかくのオープンバーンだが充分に楽しめなかった。ただ思った以上に雪質が不均一で滑りにくいコンディションであることには違いない。

 山の家からはふたたびヤブ。少雪とはいえ夏道がどう付いているのかも分からず以降ヤブスキーとなる。登りと違って勢いで強行突破が出来るので、それなりに楽というか、「トライアルセクション」の連続と思えば楽しい。慎重にラインを見定めてブッシュの隙間に飛び込む。

 少し降ったところで夏道らしきところにスキートレース発見。以降それに沿って滑降する。林道に出るとスノーモービルのモノと思われるトレースがあり、それを利用して林道の緩斜面をさっさと降った。別荘地内の道路も辛うじて滑降できて楽して戻ってこられた。

by w_bunz | 2007-01-04 17:25 | 雪遊


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