2006年 09月 07日
2006年8月31日(木) 元谷小屋から行者コースで弥山、夏山登山道で下山、横手道から文殊谷、文殊越、鳥越峠を経て駒鳥小屋泊 整備が行き届いているというか、行き過ぎてるというか。山歩きとしては全く面白くない。でも周囲は気持ちのよいブナの森。 稜線上に出て夏山登山道と合流する。高木もなくなってくる。視界が良く高度感もありここまで来て楽しくなった。 植生保護のためしょうがないとは思うが、整備された木道は歩いていてツマラナイ。文句が多いなぁ、オレ。でも景色は最高によい(ハズ)。残念ながら山頂にいる間はドンヨリしていて今ひとつ周囲の山並みや、眼下に広がるはずの市街地や日本海の海岸線がよく見えなかった。快晴の日にまた登ってみたい。 歩きながら積雪期のことを想像する。この沢は面白そう。上からの俯瞰ではかなり良さそうだ。でも下山後下から見たり、帰宅後写真を解析した限り、かなりエクストリームなにほいがする。 下山には登り道と違う方へ行ってみた。こっちも整備が行き届いて(行き過ぎて)ツマラナイというか何というか。こちらもすばらしい自然林で気持ちよいのだが。 弥山からの下山の後2日目の宿、駒鳥小屋へと向かう。大山の縦走路が崩壊しているため周囲をぐるりと一周してみようと考えていた。大山寺から反時計回りにぐるり。舗装路を歩くのはさらに面白味に欠けるので、一部ではあるが旧道を歩く。旧作州街道、横手道を歩いた。かつては美作(みまさか)から大山寺に詣でる人々で賑わっていたに違いない。 文殊谷から再び山道に入る。あまり歩かれていないのか荒れている。踏み跡はしっかりあるが少しばかりヤブがうるさい。でも山歩きしてるって感じがしてワクワク。倒木が多かった。その度に踏み跡が途切れるわけで、常にルートファインドし続けることになる。その方が緊張感があって楽しい。 ここが2日目の宿。汚い古い小屋。いや、文句は言えない。夜には激しく雨が降って心細い一夜を過ごしたが、テントと違って荒天には避難小屋は頼もしい。汚いというより荒れているというか傷んでいるという方が正しいのかも。ムシが多いのには参った。クモが多かったのも気持ち悪かったが、寝ている私の顔の上でカマドウマが飛び跳ねたりして、これまた熟睡を妨げられた。 小屋到着後、ザックを置いてちょいと偵察へ。明日の予定は振子沢を遡上するつもりでいた。空身で少しばかり分け入ってみたのだが、ヤブが濃いし踏み跡薄いし。小屋ではまったく通じなかった携帯電話もこの出合付近でかろうじて電波が来ていた。ウェブで天気予報を見ると悪い方へシフト。今夜から明日に掛けて雨だと。ここに来て弱気になる。明日はどうしようか。 つづく
by w_bunz
| 2006-09-07 20:26
| 山遊
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自転車でトロトロ.....powered by オレ【通勤】自転車ひとつで【輪行】ドコへでも行ったる【山サイ】 なおこのブログはすべてフィクションであり実在の国家団体地名とは一切関わりありませんです。 by w_bunz カテゴリ
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