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2006年 01月 29日
平標山
【山域】平標山 1984m
【場所】新潟県
【日時】1月28日(土)
【天候】雪
【コース】ヤカイ沢往復。左岸を遡上1300m付近から進行方向右手の尾根に取り付く。1500m付近で登高中止して、来た道を引き返す。
【メンバー】単独
【装備】K2サミットSL153cm/フリッチディアミール/ローバーストラクチュラライト

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 数日前までの週間予報では晴予報が出ていたが、直前に雪予報に変わった。移動性高気圧が予想より遅かったようだ。それでも回復基調にあることは間違いないと思い、「ダメ元」で強行してみた。

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 一時的に雪が弱まったり、薄日が射したりもしたが、それは単なる疑似好天で、結果的には一日中雪で北風が吹き続ける。ごく弱いながらも典型的な冬型の一日であった。

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 除雪終了地点から先は完全に埋もれていてノートラック。取り付いて直ぐに膝ラッセルを強いられる。前夜から降雪は続いていたようで、概ね膝チョイ下のラッセルで、場所によっては膝上くらいだった。

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 雪質も重く、登るに連れて深くなってきた。復路でも時間がかかることが予想されるので早めに登高中止。標高1500m付近で滑降の仕度を始めた。シールを剥がしワックスをかける。そしてピットチェック。顕著な弱層はなかったようだ。プローブを刺して雪深を確かめる。長さが265cmのモノだが地面まで届かない。

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 風雪に耐えてのキビシイ登高が報われるハズだったが、雪質が最悪らしく全く滑らなかった。滑り始めはそこそこの斜度もある。それでもまったく滑らない。そんなハズはない。これは何かのマチガイだ。いや、悪夢に違いない。

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 あまりに滑らないので、登高時のトレースを辿ってみたりもしたが、降り続く雪に大半は消失していた。結局、下りもラッセルし続けなければならなかった。登りで4時間強、下りで2時間弱のラッセル。トータル6時間。高い交通費をかけて苦行をしに来ただけになってしまった。

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by w_bunz | 2006-01-29 16:20 | 雪遊


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