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2005年 03月 11日
別荘滞在でツアースキー三昧【その参】
平標山 ヤカイ沢中央のオープンバーン 2005年3月7日月曜日 晴れ

 三日目ともなれば、かなり疲れている。4時には起床してみたものの急ぐ理由もなく、行動開始は6時過ぎて十分明るくなってからにした。やはりなんとなく足取りも重い。

 昨日のトレースを当てにしていた。。昨日は一番乗りでラッセルしまくったワケだが、後続が多数入ったに違いない。大勢が滑降したらしくヤカイ沢下部は荒れていた。少し登ったところからは、深くシッカリと刻まれたトレースが残っていた。紛れもなく昨日私が通った道だ。多くのヒトが私のトレースに従って登ってきたと思えば誇らしい。

 山頂の少し手前の緩斜面で大休止。身体がすっぽり入るくらいの穴を掘り、ソファーでくつろぐように腰を下ろして休む。日向の南斜面、風が当たらなければ快適だ。急ぐ理由は全くない。この斜面を滑るわけではないのだが、ついでにここでピットチェック。直ぐ側の滑りやすそうなクラスト斜面で滑落停止の練習などもした。

 この日、風は時折強まることもあったが、山頂に立った時にはだいぶん弱まってきた。幸いにも山頂で下り支度が出来た。山頂標識が季節風のため巨大なエビの尻尾でモンスターと化している。コイツが私を季節風から守ってくれた。風下にいれば風のない日向でポカポカ陽気だ。シールを剥がすこともワックス掛けも楽に出来た。

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 山頂からほとんど直でドロップイン。中央のオープンバーンに滑り込む。源頭部ではまだマシだったが、全体的にひどいモナカ雪で滑りにくかった。緩斜面にはいるとホントに滑りにくくなってきた。疲れもあってか、スキーがまったく思うように回せない。二本のスキーがバラバラに滑って思った方向に曲がれない。スキーを始めた頃のことを思い出した。それでも前へ進んでくれるからクサレ雪よりはマシかも知れない。

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 11時過ぎにはBCへ帰還。汗ばんだ衣類を木の枝に干したりしながらノンビリとテントの撤収をはじめる。見上げれば今し方滑降したヤカイ沢が見える。全景が見えたのは今回初だった。よく見れば自分のシュプールが見える。グッバイ、平標!!! 3日間は長かったようなそうでないような。初日敗退するも十分成果があったと思う。コストに関してもお買い得だったか。

by w_bunz | 2005-03-11 20:02 | 雪遊


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