2005年 04月 08日
2日目 米子沢滑降 4時起床。5時には歩き始めたかったが、ボヤボヤしてたら少し遅れた。毎度のことか。 薄曇りだったが視界は良好。割引沢の奥にそびえ立つ巨岩が天狗岩だろうか、昨日とはうってかわってハッキリと見える。 目指す井戸尾根もよく見える。 振り返ると清水集落を挟んで反対側の山々。この辺りで重大なミスに気付く。飲料水を忘れていた。ペットのミネラルウォーターを持って来たはずだったのに、いざ飲もうとしたらない。なんてこった。取りに戻るか悩むも時間を優先して、以後雪を食べながらの行程となる。雪、不味い。 井戸尾根に取り付くと徐々に斜度が出てくる。井戸の壁とはコレか。大したことないと思った。斜度は概ね30度くらいだろうか。直登は難しいが斜登高でなら普通に登っていける。樹林さえなければタダの斜面だ。 壁、登り切る。ここらでサングラスを取り出す。ん?ヤバイ。折れている、フレームが。うかつにも昨晩ポケットに入れたまま寝てしまったから、寝てる間に壊したか。なんとか使えなくもないが、レンズのっかってるだけ。トラブル続きにブルーになる。 天狗岩の先端が見えてるから、ここは1600m未満だろうか。すでに樹林を抜けて大斜面の真っ直中。なるほどスキーヤーに人気の山であることに納得。眼前のピークはニセ巻機山。ニセとはひどいネーミングだが、ホントの巻機山が麓から見えなくて、この前巻機山が見えてると、そうも呼びたくなるのも分かる気がする。 背後には谷川岳らしき姿がみえてきた。ん?なにやら見覚えのある建物らしき影。 よぉーく目を凝らす。谷川岳手前に見えるのは清水峠。峠の監視小屋が見える。朝のうち薄雲が広がっていたが、日が昇るに連れて遠くの景色が良くなってきた。でも霞み気味。 9時前には前巻機山山頂に到着。 米子沢源頭を挟んで向こう側にホントの巻機山がとても良さそうに見える。巻機山山頂へはいったん下って左側から回り込むように進めば巻機山山頂に至る。 9時43分にホントの巻機山山頂に到着。少し東側へ進んだところで大休止。穴掘って風避けて休む、滑降準備する。ここからほとんど直で米子沢へドロップイン。 雪庇が出ているので、慎重に近付いてエントリーポイントを探す。 雪庇切れ目からドロップ。 米子沢はなんとも素晴らしい沢だ。はじめのうちは雪質もこの季節にしては上々。しかし、直ぐにクサレ雪につまづく。適度な斜度がずっと続いて幸せ。だだしクサレ雪。パウダーシーズンにまた訪れたい。 井戸尾根側には雪庇が張り出しているところが多く、この季節だとブロック雪崩に警戒が必要か。中間部にデブリが出ているところが数カ所あった。ほとんど井戸尾根側からのモノだった。 最後の緩斜面はお約束の直滑降。クサレ雪のチョッカリは気持ちよくない。というか進まない。それでも、アッという間にBCの前まで戻って本日の行動を終える。
by w_bunz
| 2005-04-08 20:02
| 雪遊
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自転車でトロトロ.....powered by オレ【通勤】自転車ひとつで【輪行】ドコへでも行ったる【山サイ】 なおこのブログはすべてフィクションであり実在の国家団体地名とは一切関わりありませんです。 by w_bunz カテゴリ
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